実践プログラムの概要


マインドフルネス実践会では、

「からだ」「呼吸」「こころ」「生活」の4つをテーマに瞑想実践を行っています。前半ではテーマにそった解説的なワークを中心とし、後半では静かに坐っていただくことを重視しています。

適宜、皆さんの瞑想体験を共有する時間を設けています。

 

実践会では、ご自身の状態に即した瞑想をしていただくことを何より重視しています。

講師から瞑想方法のファシリテーションを行いますが、何についても「しなければならないこと」は一切設けてはいません。

瞑想体験の共有についても、話をしたくないときは、いつでもご自由に「パス」をしてください。ご自身の体調が優れない等、中途で退出されるのも、ご自由です。

 

お気軽にご参加ください。

 

 <ご準備・服装について>

ご参加にあたって、とくにご準備はいただくものはありません。お気軽にご参加ください。

服装については、和室に坐るのが基本ですが、ときには寝転ぶこともありますので、動きやすい服装をお勧めします(規定はありません)。会社帰りの方が多く、そのままの服装でご参加される方も多くなっています。

 

<ご参加のお申込みについて>

トップページからのメール、またはFacebookにてご参加のご連絡をいただければ、

それで大丈夫です。当日の飛び入り参加でもかまいません。

参加費(1,000円)は当日、現金にてお願いします。

 

 ●実践会の4つのテーマ

ヨーガや禅では、調身・調息・調心を基本にしています。

実践会では、この流れにそって「からだを感じること」から「呼吸への気づき」、

「こころの観察」へと進み、「生活への応用」を総括としています。
自身のこころとからだの調和、社会、そして自然との調和を目的としています。

 

1.からだ:身体感覚を中心としたボディーワーク

 からだを感じること、観察することがマインドフルネスのいちばんの基本となります。ストレスが多いなかで、身体感覚が十分に働いていない人が増えているのかもしれません。

 実践会では、初めての人でも身体を感じやすいリラクセーション法からはじめ、次第にボディースキャンや地水火風の瞑想等、より繊細かつ詳細に身体を観察するワークへと進みます。

 

2.呼 吸 :身体の感覚としての呼吸を丁寧に感じる

 呼吸への注意集中はマインドフルネスのいちばんのテーマです。ここでは身体の感覚として、呼吸を感じるための様々なワークを行います。そして、呼吸から注意がそれたことに気づいたら、再び呼吸に注意を戻します。自然に呼吸している状態を丁寧に観察し、次第に注意のポイントを1箇所から全身へと広げて行きます。

  

3.こころ :こころの動きに気づくための瞑想

 こころの観察は、最初はやや難しく感じるかもしれません。逆に言えば、難しく考えすぎているために、自身のこころの動きを観察することに戸惑いを覚える人も多いでしょう。
 ただ呼吸を感じながら坐るなか、私たちのこころは外からの音や空気の流れ、身体の感覚などの刺激を受けて、常に反応しています。そうした情動や思考、感情の動きを観察するのが、こころの動きに気づくことです。

 

4.生 活 :日常生活への応用を主眼としたワーク
 ジョン・カバットジン博士は、坐って行う瞑想をフォーマルな瞑想、生活のなかで行う瞑想をインフォーマルな瞑想とし、この2種類の瞑想が車の両輪のように互いに補いあうと述べています。
 坐る瞑想だけではなく、日常生活のなかでの瞑想実践によって、瞑想体験はより深まり、生活そのものへの変化を起こします。生活のなかでの実践方法のご紹介や気づきのシェアなどを行います。

 

 ●体験の共有について

 実践会では、それぞれの体験を共有する時間を設けています。マインドフルネス瞑想のなかでは、どの体験が「いい」とか「わるい」といった優劣は一切ありません。

 瞑想に集中できることもあれば、そうではないこともあります。気持ちが落ち着くこともあれば、こころがさまようこともあるでしょう。こうした様々な状態に「気づくこと」がマインドフルネスのいちばんのテーマです。

 そして、ご自身の体験を一緒に坐るメンバーと共有することは、自分の体験を再確認することとなり、参加者全員の気づきにもつながります。実践会ではこの体験の共有を大切にしています。

 とはいえ、人それぞれの体験はその人自身のものであり、発言を強要するものではありません。発言したくないときには、いつでもご自由に「パス」をしてください。